マーケティングサイエンスを専門とするシンクタンクの株式会社コレクシア(東京都新宿区、代表取締役:村山 幹朗)と、マーケティングリサーチにおける消費者パネルやプラットフォームを提供する株式会社マーケティングアプリケーションズ(東京都新宿区、代表取締役:萩野 郁夫)は業務提携し、マーケティングアプリケーションズ社の消費者パネル購買データサービス「SCOOP※1」と、コレクシア社の広告価値分析ASP「サードマン※2」用いた、広告調査・広告価値分析プラットフォーム「PARAP(パラップ)」の提供を2014年12月16日より開始しました。 PARAPを利用する事で、購買ブランドや購入金額、購入チャネル、曜日、時間など実際の購買場面における軸に沿って、使用した各広告の効果を金額や人数へ換算可能になります。PARAPのレポートサンプルや活用方法については、2015年1月より自主調査レポートの公開や、活用セミナーの実施を予定しておりますので、詳細は本ページ記載の実施予定を参照ください。
PARAPは、「SCOOP※1」にアンケート調査を実施し回収したデータを、コレクシア社が提供する広告価値分析ASP「サードマン※2」で分析します。今回の業務提携により、特定ブランド購買者や特定小売チャネルでの購買客に絞って広告の価値を算出することが可能となります。特に、「特定の小売店の売上に対する広告効果」や「広告の各曜日に対する売上貢献」の様な、Point of Salesでしか取得できない軸に沿った広告効果や費用対効果を詳細に計算できることが最大のメリットであり、広告価値の推定(金額換算や人数換算)の精度が大幅に高まる事を期待できます。
効果測定に留まらず、「何故か?」
「どうするべきなのか?」まで踏み込む仕組みを提供
PARAPでは、購買履歴と紐付いたデータを収集する際に、消費者心理や態度、動機、印象、その他購買行動全般に対する購買の「原因」を解明する為のデータも同時に取得することが可能です。この利点を活かし、単なる効果測定に留まらず、各広告媒体の強み弱みの診断を行う、購買プロセスを促進する為のドライバーを探索する、媒体配分を最適化するなど、測定結果を基に後のプランニングで広告の価値を高めるメディアインサイトを探る仕組みも提供する事を目指します。また、今後は広告プロモーション領域の分析のみならず、他の4Pへの適用を進めていきます。
分析活用セミナー、ワークショップ、自主調査レポートを順次展開
2015年1月から、広告効果測定のみならず、具体的な広告施策を導くまでのプランニングプロセスにPARAPを活用する為のワークショップやセミナーの実施や、PARAPを用いた分析結果のダウンロード資料について、本ページ上で順次公開致します。ワークショップやセミナーでは、広告価値の高い媒体や施策の実例紹介や、実際の広告媒体や施策の価値を”売上金額”や”ファン数”で算出した結果の紹介、クロスメディア導線設計の成功事例などの分析結果を紹介します。これらの活動を通して、実購買データに基づいて広告価値を知り、マーケティングアカウンタビリティを実現していく為の支援・啓蒙を行ってまいります。