ROI + Base
- ブランドに重要なターゲットの探索
- データ中の誤差測定と誤差除去
- 売上や利益の中から、広告に由来する額を計算
- 複数の媒体の効果を切り分け、各媒体個別の効果を算出
- クライアントの使いやすさに合わせた広告効果指標
広告、プロモーション、クロスメディアの広告効果を測定したい
ROI+ Baseは、広告効果を算出しROIの分子にあたるリターンを推定するアルゴリズムです。マーケティングサイエンスに基づく各種の統計モデルとシミュレーションで構成されるアルゴリズムを用いて効果測定データの誤差を補正し、測定対象となる広告に由来するリターンを正確に推定します(ROIの算出には、ROI+ Formulationを併せてご利用下さい)
特長/機能 : ROI+ Base
<ブランドに重要なターゲットの探索>
広告効果を算出するには、まず「誰に対するどんな効果を測るのか」を明確にする必要があります。ROI+ Baseは、クライアントが想定するコミュニケーションターゲットはもちろん、より高い利益貢献や成長機会を望めるブランドにとって重要なターゲットを探索し、その購買行動に対する効果を算出する事が可能です。
<データ中の誤差測定と誤差除去>
データには誤差がつきまといます。広告効果測定において影響の大きい誤差は、消費者の勘違いや思い違いによる誤差です。「どこで製品を認知しましたか?」「どの広告に影響を受けましたか?」「どの広告が購買のきっかけになりましたか?」等と消費者に直接聴取しても正確な回答は得られません。誤差が混入したままでは正しいROIを得る事が出来ない為、ROI+ Baseでは、測定時の誤差を軽減し、混入した誤差は推定結果から分離するアルゴリズムを開発して効果推定の精度を高めています。
<広告寄与の算出:売上や利益の中から、広告に由来する額を計算>
広告のROIを算出するには、分母に投下コスト、分子にその広告に由来するリターンを入れて計算します。しかし売上や利益は、広告だけで規定される訳ではありません。ROI+ Baseでは、広告の効果に加えて広告以外でリターンを左右する要因の効果も同時に算出し、それぞれの寄与を切り分ける事で広告の純粋な効果により生じた増分額を推定する事を可能としています。
<広告効果の分解:複数媒体の効果を切り分け、媒体個別の効果を算出>
複数の媒体を用いたプロモーションやクロスメディアの場合、「広告寄与の算出」で推定したリターンを更に各媒体に割り振る必要があります。これを「効果の分解」と呼びます。ROI+ Baseは「広告目的に対して、各媒体がどの程度効果があったのか」という総合的な効果を推定し、個別媒体由来のリターンとして算出します。これによりスタンドアローンのプロモーションはもちろん、マス媒体にソーシャルメディアやオウンドメディアなど多様な媒体を組み合わせたクロスメディア戦略のリターンでも、個別媒体レベルまで効果を分解してリターンを算出する事が可能となりました。